本作が目指しているのは、ジャンルの融合だ。緊迫したサスペンスが連続するクライム・スリラーの構造に、息を呑むような大スケールのアクション・アドベンチャーを掛け合わせる。暗闇に紛れた潜入工作、緻密な情報戦、そして広大な荒野で繰り広げられる騎馬追撃戦。これらが息つく間もなく展開する。
CGを多用した大作映画への倦怠感が広がる中、現場では実写スタントとロケーション撮影にこだわり抜いているという。冷徹なリアリズムと映画的なカタルシスを両立させようとするこの試みは、今後のエンターテインメント大作の方向性を決定づける可能性を秘めている。