札幌市民の日常への溶け込み方も独特だ。ぽかぽかとした陽気の春から秋にかけては、テイクアウトしたバインミーとベトナムコーヒーを手に大通公園の芝生へ向かうスタイルが大定番。噴水の水音を聴きながらかぶりつく贅沢は、この街ならではの醍醐味と言える。
一方で、すすきのの夜文化にも変化が起きている。かつて「シメのラーメン」「シメのパフェ」が定番だった夜の街に、なんと「シメのバインミー」という新たな選択肢が登場したのだ。深夜まで営業するカウンター売店では、柑橘系のハーブが効いたあっさり味のバインミーが、お酒を飲んだ後の胃袋を掴んで離さない。