2013年放送のシーズン1第1部(大阪西支店編)で国税局査察部統括官として初登場し、第2部(東京本部編)では金融庁検査局主任検査官として半沢の前に立ちふさがった黒崎駿一。ヒステリックかつ怜悧に相手を追い詰める姿は、従来の官僚ドラマのイメージを根底から覆しました。
特に視聴者の度肝を抜いたのが、徹底的に響き渡る甲高い声と鋭い眼光です。片岡愛之助は、傲慢な官僚というステレオタイプにとどまらず、「職務に対して誰よりも純粋で完璧主義」という黒崎の芯を的確に捉えていました。単なる悪役ではなく、プロフェッショナル同士のプライドの激突として描かれたことで、視聴者はいつの間にか黒崎というキャラクターの虜になっていったのです。