愛知県は高校バレーボールの激戦区として知られる。東邦高校、愛工大名電高校といった伝統校がひしめく中で、星城は独自のポジションを築いてきた。
1980年代までは県内でも中堅クラスだった星城が、一気に全国区の強豪へと変貌を遂げたのは1990年代初頭のことだ。当時の監督が導入した科学的トレーニング手法と、徹底した基礎技術の反復練習が、チーム力を飛躍的に向上させた。県大会での優勝回数は30回を超え、愛知県を代表する強豪校としての地位を確立している。
興味深いのは、星城が私立校でありながら全国からの特待生募集に依存しすぎない育成方針を取ってきた点だ。地元愛知県や東海地区出身の選手を中心に、チームとしての一体感を重視する。この方針が、結果的に長期的な強さの礎となっている。