JR天王寺駅の北口を出て徒歩1分。迷路のように入り組んだ阪和商店街、通称「裏天王寺」へ足を踏み入れると、そこには異国情緒漂う熱気が充満している。かつては知る人ぞ知るディープエリアだったこの場所が、いまや20代から40代の感度が高い層を引き寄せるナイトスポットへと変貌を遂げた。
狭小な店舗が肩を寄せ合う路地には、伝統的な大衆酒場と並んで、スパイス料理やクラフトナチュラルワインを提供する立ち飲み店が軒を連ねる。店同士の垣根が低く、客が軒先でグラスを交わしながら梯子酒を楽しむ光景は、あたかもアジアの夜市のようなエネルギーを放っている。