2008年、弱冠12歳で芸能界入りを果たした橋本愛は、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとしてキャリアを開始した。圧倒的な小顔とシャープな目元、洗練されたスタイルは、瞬く間に若者世代のカリスマとなった。当時の誌面では、爽やかな水着姿や夏服のグラビアが多数掲載されており、これが後年のネット検索における基礎データとして蓄積されることとなる。
しかし、彼女の本質は単なるモデルにとどまらなかった。2010年に公開された映画『告白』(中島哲也監督)において、クラスの委員長・北原美月役を熱演。少女特有の無垢さと残酷さが同居する難役を見事に演じ切り、映画界に大きな衝撃を与えた。
その後、2012年の『桐島、部活やめるってよ』では、揺れ動く高校生の繊細な心理を描き出し、数々の新人賞を総なめにする。映画賞を総なめにした彼女の演技力は、すでに「アイドル女優」の枠を完全に超えていた。