南極基地に置き去りにされた15頭の樺太犬。氷点下50度を超える地獄の極寒、荒れ狂うブリザードの中で、彼らが直面した絶望は想像を絶する。鎖に繋がれたまま息絶えた犬も多い中、首輪を抜け出すことに成功した数頭のなかにリキがいた。
当時7歳だったリキは、人間で言えば脂の乗り切ったベテランだ。群れのリーダーとして幼いタロやジロを導き、アザラシやペンギンを追って氷の上を奔走した。自分自身も飢えと極寒にさいなまれながら、若い犬たちを生き残らせようと庇い続けたその生き様は、生存本能を超えた誇りすら感じさせる。
南極基地に置き去りにされた15頭の樺太犬。氷点下50度を超える地獄の極寒、荒れ狂うブリザードの中で、彼らが直面した絶望は想像を絶する。鎖に繋がれたまま息絶えた犬も多い中、首輪を抜け出すことに成功した数頭のなかにリキがいた。
当時7歳だったリキは、人間で言えば脂の乗り切ったベテランだ。群れのリーダーとして幼いタロやジロを導き、アザラシやペンギンを追って氷の上を奔走した。自分自身も飢えと極寒にさいなまれながら、若い犬たちを生き残らせようと庇い続けたその生き様は、生存本能を超えた誇りすら感じさせる。