では、専門機関はこの問題にどう向き合っているのか。日本産科婦人科学会の知見や各種臨床データを紐解くと、妊娠中の足部へのアプローチそのものが一律に禁止されているわけではない。問題は「どこを、どのような強さで刺激するか」という点に集約される。
一方、日本鍼灸師会をはじめとする東洋医学のプロフェッショナルたちも、妊娠中の施術にはきわめて慎重なアプローチを求めている。世界保健機関(WHO)のガイドラインにおいても、周産期ケアにおける伝統医療の適用には専門家による適切なリスク管理が不可欠であると提示されている。産婦人科専門医との連携なしに、素人判断でツボを強く圧迫する行為を避けるべきだという点では、東西の医学界で意見が一致している。