世界中で急速な拡大を見せるスリープテック分野において、技術大手の動向から目が離せない。アップルとグーグルは、単なる時間計測の道具だったスマートフォンを、高度な睡眠管理プラットフォームへと刷新しようと激しい開発競争を繰り広げている。
この潮流は、従来のコンシューマー・エレクトロニクス業界全体の方向性を大きく変えた。従来型の目覚まし時計のような物理的デバイスから、個人の睡眠データとAI解析を組み合わせたソリューションへのシフトが鮮明だ。巨大IT企業が睡眠分野に注力する背景には、現代人の睡眠不足がもたらす経済損失や健康被害への強い危機感がある。