日本のデカ盛りスイーツ史を語るうえで、絶対に外せない二大聖地がある。関西の雄「からふね屋珈琲」と、東海エリアを中心に名を馳せる「キャッツカフェ」だ。
京都を中心に展開する老舗喫茶「からふね屋珈琲」は、150種類以上ものパフェを取り揃えるラインナップで知られるが、その頂点に君臨するのが数万円クラスの超巨大シリーズだ。ピッチャーや特大ガラス鉢に贅を尽くしたその姿は、学生街の若者たちや観光客の間で長年語り継がれる登竜門となっている。サクサクのパイ生地や濃厚なソフトクリームが幾層にも重なり、単なる量だけでなく最後まで飽きさせない味の構成力が光る。
一方、名古屋カルチャーの薫りをまとう「キャッツカフェ」の「ネバーギブアップ」や「アンビリーバブル」といった名物パフェも負けていない。運ばれてきた瞬間にパーティーが始まるような圧倒的祝祭感。東海地方の若者たちにとって、このパフェを囲んで友人たちとスプーンを交わすことは、青春の通過儀礼とも言える特別な体験なのだ。