1989年にリリースされ、ミリオンセラーを記録した「Diamonds」。この曲のイントロが流れた瞬間、当時の誰もが心を躍らせた。実はこの曲、彼女たちがアパートの一室で、文字通り膝を突き合わせながら作り上げたものだ。売れなければ後がないというギリギリの状況が生んだ、奇跡のポップチューンだった。
彼女が書くメロディは、キャッチーでありながら、どこか切なさを孕んでいる。ただ明るいだけではない。若さゆえの焦燥感や、未来への漠然とした不安。そうしたリアルな感情が音の端々に宿っていたからこそ、あの曲は時代を象徴するアンセムとなり得たのだ。