SNS上でゲーム機破壊の画像や動画が投稿されるたび、タイムラインでは熾烈な議論が巻き起こります。スイッチ破壊に対するネットの反応を分析すると、世代間や価値観の違いによる明確な分断が見て取れます。
否定派の意見として最も多いのは、「物を粗末にする親が教育を語るな」「他人の所有物を壊すのは器物損壊であり、精神的DVや虐待(マルトリートメント)に近い」という批判です。近年は子どもの人権や心理的安全性に対する意識が高まっており、恐怖で子どもを支配しようとする手法には厳しい視線が注がれます。
一方で、ごく一部ではあるものの「口で言っても全く聞かない子どもの場合、これくらいの荒療治が必要な気持ちもわかる」「約束を破り続けた結果なのだから自業自得」と、追い詰められた親の苦衷に理解を示す声も散見されます。
しかし、ネット上の議論がいかに紛糾しようとも、「物を壊す行為が根本的な解決を生んだ例は一つもない」というのが、教育現場や心理カウンセラーの共通した見解です。破壊によって一時的にプレイ時間はゼロになりますが、親子の信頼関係崩壊や隠れて遊ぶ狡猾さを助長するだけに終わるケースが大半を占めています。