有働由美子の経歴は、日本のアナウンサー史の中でも異例の「二毛作」的成功例である。1991年にNHKに入局し、初任地は大阪放送局。その後東京アナウンス室に異動し、『あさイチ』の初代キャスターとして2010年から2018年まで出演した。この間、朝の情報番組のスタイルを「共感型」へと転換させた功績は大きく、報道各社のメディア論評でも繰り返し取り上げられている。
2018年3月にNHKを退局し、同年4月からフリーアナウンサーとして活動を開始。2018年10月から日本テレビ系『news zero』のメインキャスターに就任し、2026年現在もその座を維持している。NHK出身のフリーアナが民放の夜の報道番組で長期にわたり顔を務めるのは極めて異例で、この点だけでも「驚きの経歴」と呼ぶにふさわしい。
また、本人は著書やインタビューで「NHK時代に培った中立の姿勢を民放でも崩さない」と語っており、この一貫性が視聴者からの信頼につながっている。