最終回が投稿された2026年3月20日午後7時20分、SNS上は感動と追悼のコメントで埋め尽くされました。しかし、そのわずか数分後から始まった怒涛のプロモーション展開が、ファンの心を一瞬で凍りつかせました。
最終話の余韻に浸る間もなく、以下の商業展開が一斉に告知された経緯があります。
- 小学館からの単行本発売および未公開エピソード収録の発表
- 東宝配給によるアニメーション映画化決定の特報
- いきものがかりとのコラボレーション楽曲『生きる』の公式MV公開
- 全国主要都市でのポップアップストア開設と大量のキャラクターグッズ通販開始
- ファンクラブ設立やLINEスタンプ、各種コラボキャンペーンの連投
読者がワニの死を悼んでいた空気が、「読者の純粋な感情を金儲けの導線に利用した」という怒りと失望へ激変しました。さらに、PR企画やグッズ販売元のクレジットに大手広告代理店・電通と繋がりのある企業名が見られたことから、「最初から電通が裏で糸を引いていたステマ(電通案件)だったのではないか」という疑惑が急速に拡散したのです。
後に作者のきくちゆうき氏といきものがかりの水野良樹氏が生配信で釈明を行い、連載自体は作者個人の完全な自主制作としてスタートし、話題化の途中から外部企業が商品化を持ちかけた事実が明かされました。しかし、一度燃え上がった不信感を完全に払拭することは極めて困難でした。