スリーピースという最小限の編成でありながら、スタジアムクラスの空間を飽和させるダイナミックな音像。それを生み出しているのが、独自の背景とキャラクターを持つ3人のメンバーだ。
フロントマンを務める石原慎也(Vo/Gt)は、1993年3月3日生まれ、島根県出身。バンドの全楽曲の作詞を手がけ、情けなさや未練、愛おしさを赤裸々に吐露するリリックで聴き手の心を掴む。中高時代に吹奏楽部でチューバを担当していたという異色の経歴を持ち、その経験に裏打ちされた驚異的な肺活量と伸びやかなハイトーンボイスは、Saucy Dog最大の武器といえる。
ボトムを支える秋澤和貴(Ba)は、1993年12月18日生まれ、高知県出身。独特のロー感を保ちながらも、時にリードギターのようにメロディアスに動くベースラインは、3人編成の隙間を埋めるだけでなく楽曲に独特の陰影と推進力を与えている。物静かな佇まいながら、ステージ上でのエモーショナルなプレイでファンを惹きつけてやまない。
そしてドラムとコーラス、さらにはバンドの広報的役割も担うせとゆいか(Dr/Cho)は、1994年10月25日生まれ、奈良県出身。温かみのある力強いビートを刻みながら、石原のハイトーンと美しく重なり合う澄んだコーラスを響かせる。彼女の歌声が加わることで、Saucy Dogの楽曲には性別を超えた普遍的な説得力が宿る。