グラビア界のトレンドは生き物だ。ここ数年で起きた最大の地殻変動といえば、間違いなくヒップへのフォーカスである。以前はポージングのバリエーションの一つに過ぎなかった後ろ姿のカットが、今や表紙や巻頭グラビアの決定打として機能している。
この潮流を後押ししたのが、フィットネス文化の浸透とSNSのアルゴリズムだ。ウェイトトレーニングやピラティスで鍛え上げた大臀筋の立体感は、加工アプリの平面的な補正では決して再現できない。本物の質感と陰影。ファンはそこに、タレントのストイックな生き様と圧倒的な説得力を感じ取っている。グラビアアイドルという存在が、単に愛嬌を振りまくアイコンから、自らの肉体をデザインするプロフェッショナルへと進化した証拠と言えるだろう。