「今年の夏も芝生が全滅した」。そう肩を落とす戸建て住宅のオーナーは少なくない。連日35度を超える猛暑が続けば、従来の芝生や草花を維持するには大量の散水が不可欠だ。だが、2026年現在の水資源の逼迫と水道代上昇は、庭への散水を贅沢な消費へと変えてしまった。
そこで需要が急増したのが、散水をほぼ必要としない構造だ。降雨だけに頼る自然維持が可能なため、旅行で長期不在にしても枯れる心配がない。住宅メーカー大手の調査によれば、2026年上半期に施工された注文住宅の外構において、水資源の節約を考慮した造園の導入率は前年比180%を記録。都市部の「緑の維持費」に対する意識革新が起きている。