細木数子氏の裏人脈を語る上で欠かせないキーマンが、元安藤組組長であり、後に作家・俳優として一世を風靡した安藤昇氏との関係です。細木氏は若かりし頃から安藤氏と極めて親密な間柄にあり、トラブル処理や資金調達の局面で安藤氏の威光を最大限に活用していたと伝えられています。
この隠された半生を徹底的な取材で白日の下に晒したのが、日本屈指の暴力団取材のエキスパートであるジャーナリスト・溝口敦氏によるノンフィクション『魔女の履歴書』(のちに文庫化)でした。同書では、以下の衝撃的な事実が具体的な証言とともに記録されています。
細木氏側は講談社や溝口氏を相手取り巨額の損害賠償請求訴訟を起こしたものの、裁判を通じて裏社会との生々しい関わりが法廷記録として次々に表面化することになりました。溝口氏の追及は、テレビ画面で「お茶の間のご意見番」を演じていた彼女の仮面を剥ぎ取る決定打となったのです。