幼少期のショパンは知的好奇心旺盛でした。
幼い頃から色々な面で才能を発揮し、ユーモアのセンスもあり、ものまねや漫画を描くことも得意でした。
学生時代、クラスの人気者だったようです。
結核を患っており、身体は弱く、ピアノの音も小さかったため大きなホールでの演奏会は生涯で30回ほど。
宮廷や貴族の邸宅で行われる、社交界での少人数向けの演奏をより好んだそうです。
身体が弱いのが原因で婚約破棄もされています。
神経質で細かい性格の持ち主
弱々しく繊細なイメージが強いですが、実は神経質で妄想がちな性格だったショパン。
誰かの何気ない一言で激高したり、勝手に傷ついたりしていたそうです。
こんなエピソードがあります。
ショパンはファンの女性に「僕の曲って綺麗?」と聞きました。
すると女性は「ええ。とても綺麗で大好きよ。」と答えます。
しかしショパンは突然怒り出し、「僕の曲は綺麗なだけなのか!それしかない音楽なのか!」と、泣きながらその場を走り去ってしまったそうです。
・・・え?怒る発言しましたか?
ファンの女性は単純にショパンを褒めただけですよね・・・?
妄想して自分勝手に傷ついてしまう、とても面倒な人ですね。
周りからは「天使みたい」と言われていた
ショパンは、周囲の人たちから「天使みたい」と言われていました。
実際にそんな人、居るんですね。
高等学校からの友人、フォンタナに宛てた手紙には下記のようなことが書かれていたのです。
- 「おしゃれな手袋を送ってほしい」
- 「香水を送ってほしい」
- 「石鹸を送ってほしい」
- 「僕を愛してくれ」
- 「いろいろお使い頼んですみません」
- 「僕の頼んだことを忘れないでくださいね」
- 「君は喜んでやってくれると信じています」
ずいぶんと細かいことを頼んだ上に、わがままな内容ですよね。
しかし、そんな彼の要望にもみんな一生懸命に答えようとします。
ショパンの天才的な才能や、繊細で神経質な性格を分かった上で、放ってはおけなかったのでしょう。
きっと、とても魅力的な人だったのでしょうね。
繊細な性格を表す曲は『子犬のワルツ』
ショパンの繊細な性格を表す曲に『子犬のワルツ』があります。
子犬のワルツには、子犬がくるくると駆けまわる様子や、子犬の鳴き声が描写されています。
冒頭のメロディーは、「同じ型の音を何度も繰り返す単純な物、そして伴奏も主和音を単純に繰り返すだけ」にもかかわらず、とても印象的ですよね。
繊細なメロディーがこの曲を印象付けていると言っても過言ではありません。