もし実際に採集して調理する場合、安全性の確保と正しい下処理が極めて重要だ。野生のセミを調理する際は、排泄物を出させるための泥抜き(水につけておく工程)を行い、下茹でによる徹底的な加熱殺菌が不可欠である。その後、水気をよく切ってから170度から180度の油でしっかりと揚げることで、香ばしく安全な仕上がりとなる。
ただし、絶対に忘れてはならないリスクがある。それは甲殻類アレルギーへの配慮だ。昆虫の外骨格を形成するキチン質は、エビやカニなどの甲殻類と共通のタンパク質構造を持っている。エビ・カニアレルギーを持つ人がセミを摂取した場合、アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応を引き起こす危険性があるため、該当者は絶対に摂取を避けなければならない。