ネットオークションやフリマアプリの普及により、明治らんぷの入手は容易になりました。しかし、画像だけでは判断しにくい落とし穴が存在します。
第一の盲点は「油壺(タンク)の微細なヒビ(ニュウ)と油漏れ」です。ガラス製の油壺は、長年の保管や熱衝撃によって目に見えないヘアラインクラックが入っていることがあります。点火して油を入れた瞬間にジワジワと漏れ出し、重大な火災事故につながるリスクがあるため、点灯前に水を張って漏れテストを行うことが鉄則です。
第二の盲点は「ホヤガラスの寸法違いと固定の緩み」です。アンティークランプのホヤは消耗品であったため、明治から昭和にかけて交換されている個体が大半です。バーナーの爪とホヤの台座サイズが合っていないと、わずかな振動で落下・破損します。「明治期オリジナル」と謳われていても、ホヤだけは昭和中期の汎用品であるケースが多いため、過度な期待は禁物です。