ハガキの投函締切後、数週間から数か月にわたって繰り広げられたのが、SNS上でのゼスプリキャンペーン当選報告と発送時期をめぐる情報戦です。
通常、懸賞の発送は締切から1か月〜1か月半程度が目安とされますが、当選通知のない宅配便での直接配送であったため、Twitter(現X)やInstagramでは「我が家にもキウイブラザーズが届いた!」「不在連絡票の品名にゼスプリの文字が!」といった投稿が投函者の期待感を煽りました。
当時のゼスプリプレゼントキャンペーンネットの評判を分析すると、以下のような二面性が浮き彫りになります。
- 熱烈な愛着と「ぬい撮り」の拡散:無事に当選したユーザーからは、キウイブラザーズの丁寧な造形や絶妙な表情への絶賛が相次ぎました。旅行先や食卓でぬいぐるみを撮影して投稿する「ぬい撮り」文化が急速に拡大しました。
- 落選の悲哀と転売への憤り:一方で、50通以上応募しても当たらなかったファンからの落胆の声や、メルカリ等のフリマアプリに大量の高額転売が出品されたことに対する批判が相次ぎました。
手に入らなかった人々の強い欲求が、結果としてキャラクターのプレミアム感をさらに押し上げるという、現代的なSNSマーケティングの力学が働いていたと言えます。