八木亜希子のキャリアにおける最大の試練となったのが、2019年12月24日に公表された「線維筋痛症」の発症でした。毎年恒例となっていたクリスマスイブの生特番『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』の出演を直前に見送らざるを得なくなった事態は、事の深刻さを物語っていました。
線維筋痛症とは、血液検査や画像診断では明らかな異常が見つからないにもかかわらず、全身の筋肉や関節に耐え難い激痛が生じ、深刻な疲労感や不眠、頭痛などを伴う難治性の疾患です。公表当時の報道関係者へのコメントによると、発症直前は日常生活を送るだけでも鋭い痛みが走り、起き上がることすら困難な状態に陥っていたと明かされています。
彼女は医師の指導のもと、徹底した休養と痛みのコントロール治療、自律神経を整えるリハビリテーションに専念しました。療養期間中は一切のメディア露出を断ち、治療に没頭した結果、2026年秋には『八木亜希子 LOVE & MELODY』へのリモート出演を皮切りに段階的な現場復帰を果たしました。復帰初回で見せた「声の張り」と「リスナーへの感謝の言葉」に、多くの聴取者が涙したことは記憶に新しい事実です。2026年現在も完治と再発防止の境界線を見極めながら、投薬や日々のストレッチを欠かさない慎重な体調管理を継続しています。