古参プレイヤーであれば、かつてアプリ内の「その他」メニュー内に存在した「シリアルコード」の項目を鮮明に覚えているでしょう。あるいは、ゲーム内から姿を消した後に一時的に運用されていたブラウザ経由の「モンストコード入力サイト公式」を利用した記憶があるかもしれません。では、なぜそれらの仕組みは姿を消したのでしょうか。
モンストシリアルコード廃止の理由の根幹にあるのは、Apple社がApp Storeで厳格に運用している「App Store Review Guidelines(審査ガイドライン)」、とりわけ第3.1.1項「ゲーム内購入」に関する規律です。Apple社は外部で購入した雑誌や商品、WEBサイトを経由してアプリ内コンテンツをアンロックする仕組みを「自社の決済プラットフォームを迂回する行為」と見なし、規約違反として厳正な取り締まりを実施しました。
当時、iOS版アプリのアップデート停止や配信取り消しという致命的なリスクを避けるため、MIXI(旧XFLAG)はまずアプリ内のモンストシリアルコード入力方法を封鎖しました。ブラウザ上に外部入力フォームを設けてUIDとシリアルコードを入力させる回避策を講じましたが、プラットフォーム側の包囲網は徐々に狭まり、最終的にモンスターストライク公式発表を通じてシリアルコード機能そのものの全面終了が宣言されました。
Android端末においては技術的にコード入力の継続が可能であったものの、iOS端末のプレイヤーとの間に埋めがたいゲーム内格差(不公平感)が生じるため、サービス全体の公平性を維持する観点からも完全撤退以外の選択肢は残されていませんでした。これが、かつて賑わいを見せたモンストシリアルコード入力フォームの真相です。