近年、社会的な議論の渦中にあるのが、いわゆる「宗教2世」問題と芸能活動の関わりだ。親の信仰環境のもとで育ち、幼少期から教義に親しんできた若手タレントたちが、自身のキャリアを築くプロセスで直面する葛藤は極めて深刻である。
自らの意志で信仰を選択したのか、それとも家庭環境による選択の余地のなさだったのか。自身のアイデンティティと世間の眼光との間で揺れ動く若者たちの姿は、個人の人権と親の信教の自由という複雑なテーマを提示している。公私を明確に分離したいという個人の願いと、メディアが要求するプライベートの切り売りとの板挟みが、新たな問題を生んでいる。