放置ではない?経過観察の真実と治療開始を見極める医師の基準

放置ではない?経過観察の真実と治療開始を見極める医師の基準

放置ではない?経過観察の真実と治療開始を見極める医師の基準について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

職場や自治体で毎年実施される定期健康診断。「要経過観察(C判定やB判定)」の文字を見て、異常なし(A判定)と大差ないと勝手に解釈し、書類を机の引き出しに眠らせていないだろうか。厚生労働省が推進する予防医療施策においても、この健診結果の放置が重大な疾患の発見遅れにつながる主因として問題視されている。

定期健康診断で示される経過観察には、多くの場合「3か月後」「6か月後」「1年後」といった再検査の期限が暗に設定されている。肝機能値(AST/ALT/γ-GTP)の軽度上昇、尿潜血、微小な不整脈、血圧の境界域上昇などは、生活習慣病や動脈硬化、あるいは潜在的な器質的疾患の初期兆候だ。早期発見の好機を「自覚症状がないから」という理由で放棄してはならない。健診結果は点ではなく、経年的な「線」で追跡して初めて、病気の微小な加速傾向をあぶり出すことができる。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。