哲夫の活動の中で、最も社会的反響を呼んでいるのが低料金で運営される寺子屋教育事業だ。
経済的な格差が教育の格差へと直結する現状に強い疑問を抱いた彼は、私財を投じて子どもたちが通える学習塾を立ち上げた。利益を追求せず、家庭環境に関わらず誰もが学べる環境を整える。そこには「地域に育ててもらった恩を、次の世代に手渡す」という素朴で頑固な信念が息づいている。
現場では自ら教壇に立ち、勉強が苦手な子どもにも笑いを交えて寄り添う。彼にとって教育事業は副業や売名ではなく、漫才や仏教と同じ地平にある「生きるための実践」そのものなのだ。