しかし、見た目のインパクトだけで語れないのが道路交通法と安全規格の厳格な壁だ。本来、125cc以下の小型排気量向けとして普及した半キャップ型ヘルメットだが、現在流通している古着やヴィンテージ品の中には、経年劣化で緩衝材としての機能を完全に失っているものが少なくない。
日本の製品安全協会が定める「SGマーク」や「PSCマーク」の適合基準は年々厳格化しており、旧車イベントやディスプレイ用ならともかく、日常の公道走行で使用するには十分な注意が必要だ。警察関係者も「見た目のデザイン性に目を奪われ、万が一の転倒時に頭部を保護できない粗悪品や基準外品を着用する若者が増えている」と注意を呼びかけている。