実際に地域のクラブで活動するプレイヤーや、ゲートボールからグランドゴルフへ転向したシニアの現場証言からは、数値データ以上の生々しい実態が浮かび上がります。
都内の地域クラブに所属する70代男性は次のように語ります。
「ゲートボールを20年やっていたが、キャプテンの指示通りに打たないと険悪な空気になるのが嫌で辞めてしまった。グランドゴルフに移ってからは、自分のペースで打てるし、ミスしても『ドンマイ!』と笑い合える。この気楽さが長続きの秘訣だと実感している。」
一方、ゲートボールを愛好し続ける80代女性からは、異なる視点での意見も聞かれます。
「ゲートボールは将棋やチェスのような頭脳戦。相手の先を読み、味方と連携して逆転したときの快感はグランドゴルフでは味わえない。ただ、ルールが難しすぎて新しい若いシニアが入ってこないのが切実な悩み。」
現場の声が示す通り、「高度なチーム戦略を極めたい玄人志向」と「ストレスなく運動習慣を作りたいエンジョイ志向」の間で、シニア世代のニーズが明確にシフトしたことが窺えます。