世界の電圧事情は一枚岩ではない。日本は世界的に見ても非常に珍しい100V(ボルト)という低い電圧を採用している。一方で北米は120V、ヨーロッパやアジアの大半の国々では220Vから240Vという高電圧が主流だ。コンセントの形状に関しても、Aタイプ、Cタイプ、BFタイプ、Oタイプなど多様な規格が入り乱れている。
この電圧差を安全に調整する役割を担うのが電圧変換器(変圧器)だ。海外旅行用品の売り場でよく見かける「変換プラグ」と「変圧器」を混同するケースは後を絶たないが、両者の機能は根底から異なる。変換プラグは単に形状を合わせるだけのパーツであり、電圧を変える機能は皆無だ。100V仕様の日本家電を220Vのコンセントに直結すれば、内部回路は瞬時に焼き切れる。