「目立たない」「痛みが少ない」「取り外せる」という利便性を掲げ、近年急速に普及したマウスピース型矯正装置(インビザライン等)。多忙な40代ビジネスパーソンや主婦から絶大な支持を集める一方で、重大な咬合崩壊に陥る40代インビザライン失敗例が臨床現場から多数報告されています。
マウスピース矯正の失敗で最も深刻なのは、「前歯の見た目は綺麗に揃ったが、奥歯が全く噛み合わなくなった」という咬合不全です。マウスピースの素材の厚み(約0.5〜0.7mm)が上下の歯の間に介在し続けることで、奥歯に継続的な圧下力(骨の中に押し込む力)が加わります。その結果、奥歯同士が接触しなくなり、前歯だけで噛む状態に陥って顎関節症や偏頭痛を併発する事例が多発しています。
さらに、マウスピース矯正は患者自身の自己管理に100%依存する治療法です。「1日20〜22時間以上の装着」という鉄則を仕事の会食やストレスから守れず、装着時間が1日15時間程度に低下すると、シミュレーション通りの歯の移動が起きなくなります。浮き上がったマウスピースを無理に装着し続けた結果、予期せぬ方向へ歯が傾斜し、歯根が骨の外へ飛び出してしまう医療過誤まがいのトラブルすら起きています。骨が硬く、歯の移動に厳密なコントロールを要する40代に、安易な適応拡大を行ったデジタルシミュレーション過信の歪みがここにあります。