これほどの豪華な顔ぶれを長崎の地に集めることができた背景には、仕掛け人である物産展バイヤーの並々ならぬ執念があった。企画立案のために現地・札幌や函館、小樽はもちろん、道東の小さな港町まで足を伸ばし、半年前から生産者や職人と直接交渉を重ねてきたという。
「単に有名な商品を並べるだけでは、現代の消費者の心は動かない。生産者のこだわりや、北海道の季節の移ろいまで一緒に届けることが私たちの使命です」。そう語るバイヤーの眼差しは熱い。輸送ルートの確保や温度管理の徹底など、裏方の緻密なロジスティクスがあってこそ、獲れたての鮮度をそのまま店頭に再現できるのだ。会場で交わされる職人と来場者の威勢の良い会話も、催事場の熱量をさらに高めている。