「広瀬アリスのタックル」という強烈なワードが広く定着した最大の契機は、フジテレビ系列で放送された主演級ドラマ『知ってるワイフ』での熱演でした。劇中で広瀬アリスが演じたのは、家事や育児、仕事のワンオペに追われ、夫に対して激しい怒りを爆発させる恐妻・澪(みお)役です。
なかでも視聴者の度肝を抜いたのが、苛立ちの頂点に達した彼女が大倉忠義演じる夫に対し、プロレスラー顔負けの低空タックルを浴びせる場面でした。一切の躊躇を感じさせない踏み込みと、相手の懐へ深く潜り込む美しい姿勢は、多くのドラマファンに衝撃を与えました。
さらに、コメディミステリーの傑作『探偵が早すぎる』シリーズでも、共演の滝藤賢一との間で激しいアクションやプロレス技に近いアドリブの応酬を披露。台本を超えた躍動感あふれる掛け合いが話題となり、コメディエンヌとしての評価を決定づけました。
また、日本テレビ系『しゃべくり007』をはじめとする人気バラエティ番組に出演した際も、芸人顔負けのフットワークで体当たり企画に挑戦。これらの名シーンがTikTokやYouTube Shortsなどの「切り抜き動画」として繰り返し拡散されたことで、現在に至るまで新たなファンを獲得し続けるバズ現象へと発展しています。