圧倒的な熱量で幕末から明治初期を駆け抜けた実業家・五代友厚を演じた主演映画『天外者』。本作における三浦春馬さんの劇中カットは、彼の横顔の魅力が重厚な歴史絵巻の中で最高峰の輝きを放った瞬間です。
近代日本の未来を見据え、海原の先を睨みつける力強い視線と、引き締まった顎のライン。ちょんまげを結った和装の姿はもちろん、西洋のフロックコートに身を包んだクラシカルな装いにおいても、その横顔のシルエットは際立っていました。風を真正面から受け止める立ち姿と、揺るぎない覚悟を刻み込んだ鋭い表情は、激動の時代を切り拓いたリーダーの風格そのものです。
過酷な撮影の中でも一切の甘えを見せず、役柄の志を全身にまとったからこそ生まれたあの横顔は、単なるビジュアルの美しさを超え、観る者の魂を揺さぶる気迫に満ちあふれています。