映画の成功から数年を経て制作されたテレビドラマ版では、若手演技派のヨ・ジングが主演に抜擢された。映画版の重圧をはねのけ、王・李憲(イ・ホン)と道化師ハソンの二役を力強く演じきった。特に、狂気と恐怖に苛まれる王の凄絶な叫びと、ハソンの無垢で温かい眼差しの対比は絶品だ。
ハソンと運命的な恋に落ちる王妃ユ・ソウン役を務めたのはイ・セヨン。従来の時代劇における受け身な女性像を脱し、凛とした意志を持つ王妃像を作り上げた。ふたりの切ないロマンスはドラマ版の大きな原動力となっている。
本作を手掛けたのは、ヒット作を連発する制作会社Studio Dragon。映画の骨格を生かしつつ、登場人物たちの相関図をより細やかに描き出し、テレビシリーズならではの深みを与えることに成功した。