2026年という年は、日本の演劇史にとって特別な節目にあたる。日本版『ジャージー・ボーイズ』が東宝の制作で初演を飾ってから、ちょうど10年という歳月が流れたのだ。中川晃教をはじめとする実力派キャスト陣が築き上げた至高のハーモニーは、当時「輸入ミュージカルの概念を変えた」と絶賛された。
10周年のアニバーサリーイヤーとなる今年、劇場には当時からの熱烈なファンだけでなく、TikTokや配信サービスで名曲を知ったZ世代の若者たちが大挙して押し寄せている。世代を超えた熱狂の渦は、作品が持つ永遠の生命力を何よりも雄弁に物語っている。