「ご飯おかわり無料が廃止された」という噂の発端は、過去に一部チェーンで行われた試験的な有料化実験や、相次ぐ米の卸売価格の上昇報道にあります。特に農林水産省の米穀取引データが示す通り、米の相対取引価格が高止まりを続けたことで、外食産業全体が主食の提供方法の見直しを迫られたのは紛れもない事実です。
しかし結論から言えば、ご飯おかわり無料チェーン店の主要どころが一斉にサービスを取りやめたわけではありません。各社は「集客の生命線」である主食サービスを守るため、異なるアプローチでコスト増を吸収しています。
例えば、かつて一部店舗で有料化テストを実施して大きな議論を呼んだやよい軒は、定食のご飯おかわり無料を標準サービスとして堅持しています。一方、大戸屋のように「ご飯おかわり有料(大盛りは一部無料や定額追加)」という独自のクオリティ重視路線を貫く企業もあり、消費者が両者のシステムを混同したことが「無料終了」という誤解を増幅させた要因となっています。