「つむじが2つある子は聞き分けがない」「天才肌の証拠だ」。こうした言い伝えは、日本のみならずアジア圏全般で古くから語り継がれてきた。しかし、心理学や遺伝学の最前線ではどのように捉えられているのだろうか。
結論から言えば、性格と毛渦の数に直接的な遺伝的因果関係を示すデータは存在しない。現場の毛髪専門医(皮膚科医)は「個性的な毛流れになりやすく、幼少期から周囲の注目を集めたりヘアスタイルを指導されたりする機会が多かった結果、自我が強く見られる環境的要因があるのかもしれない」と分析する。身体的特徴と行動パターンが文化的に結びつけられた、興味深い社会現象の一つと言える。