タレントのプライベートに対する芸能事務所のスタンスも、明確な転換点を迎えている。旧来の徹底管理型から、タレントの自主性を重んじるエージェント型への移行が進む中、『STARTO ENTERTAINMENT』や老舗の『ホリプロ』といった主要事務所のスタンスにも柔軟性が見られるようになった。
「プライベートは本人に任せております」という定型句は、もはや単なる逃げの手配りではない。タレント個人の尊厳を守りつつ、理不尽なバッシングから所属者を守る姿勢の表れだ。ファン層の意識変化も無視できない。推しの私生活を全否定するのではなく、公私のプロフェッショナリズムを切り分けて応援する成熟したカルチャーが定着しつつある。事務所側も交際を頭ごなしに禁止するのではなく、誠実な情報開示のタイミングを共に模索するパートナーシップを築き始めている。