夜の果物摂取は「肥満の元」と長年ささやかれてきた。果糖が夜間のエネルギー消費低下によって体脂肪へと変換されやすいと考えられていたからだ。しかし、最新の臨床研究はこの定説に大きな疑問符を投げかけている。
研究者たちが注目したのは、就寝前の代謝動態だ。適切な量とタイミングを守る限り、単なる糖分補給ではなく、夜間のエネルギー消費を後押しするシグナルとして機能することが判明した。ただし、「体に良いから」と過剰に食べたり、持病の薬と組み合わせたりすると、一転して体調不良を引き起こす刃にもなり得る。危険性とメリットの境界線は、正確な知識があるか否かにかかわっている。