この競技の背後には、スポーツバイオメカニクスの理論がある。人間の身体は、関節や筋肉の構造上、直線的な動きよりも、螺旋状や斜め方向の動きの方が力を発揮しやすい部分がある。例えば、野球のピッチングやゴルフのスイングは、体幹の回転を利用して大きなパワーを生み出している。はすかわりな陸上は、この原理を陸上競技に応用したものだ。
トレーニングは段階的に行われる。まずは、基本的な「斜め歩き」から始める。これは、歩く際に進行方向に対して30度から45度の角度で足を着地させる練習だ。次に、その動きをジョギング、そしてランニングへと発展させる。重要なのは、骨盤の動きと上半身の捻じれを同期させることだ。
専門家によると、このトレーニングを週に2~3回取り入れることで、約3ヶ月後には通常のランニングフォームにも良い影響が出始めるという。特に、腸腰筋や中臀筋といった、通常のランニングでは使われにくいインナーマッスルが鍛えられる効果が報告されている。