2006年5月、写真週刊誌の表紙を飾った衝撃的な見出しは、日本中のテレビ画面と新聞の一面を瞬く間に占拠した。当時、KAT-TUNのメンバーとしてCDデビューを果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いだった20歳の青年。そして、80年代のアイドルブームを牽引し、90年代以降は映画や執筆活動で自らの世界観を確立していた40歳のカリスマ。
日本中が固唾をのんで見守った。なぜなら、大手プロダクションに所属するトップタレント同士の熱愛報道であり、しかも20歳という前例のない年齢差だったからだ。当時のワイドショーは「禁断の恋」「世間を驚かせた年の差」といった記号で彼らを括ろうと必死だった。しかし、沈黙を守りつつも揺るぎないスタンスを貫くふたりの姿は、すでに過剰な報道の枠組みを超えていた。