知らず知らずのうちにやってしまいがちなのが、神様に対して非礼にあたる「タブーな飾り方」です。特に賃貸住宅などで手軽に設置しようとして起こる代表的なNG例を確認しておきましょう。
1. お札に直接画鋲やピンを刺す(完全NG)
壁に固定したいからと、お札本体に画鋲をブスリと刺して留めるのは絶対にやってはいけません。お札は神様の御神体そのもの。ピンを刺す行為は神様のお体に針を突き刺すことと同義です。壁に貼る場合は、お札を汚さない透明なスリーブや短冊状の半紙で帯を作り、その帯の両端を壁に留めるか、両面テープをお札の裏ではなく当て紙に使うなどの工夫を施します。
2. ドアや襖・引き戸の真上に貼る
人が出入りするドアの真上や鴨居は、日常的に人の頭上が通過する位置です。神様の下を人間がくぐり抜ける格好になるため、非常に失礼とされます。また、扉の開閉による振動でお札が落下する危険もあります。
3. トイレ・浴室・ゴミ箱の近くや向かい
神道では「穢れ(けがれ)」と「湿気・不浄」を極端に忌み嫌います。トイレの壁の真裏や、トイレのドアと正面に向かい合う位置、ゴミ箱の真上などは避けなければなりません。
4. テレビや大型スピーカーの真上
電磁波や強い振動、騒音が発生する家電製品の上は、神様が静かに鎮座される場所として適していません。熱がこもりやすいエアコンの直下も避けましょう。
5. 仏壇と真正面に向かい合わせる「向かい合わせ祀り」
同じ部屋に仏壇がある場合、お札(神棚)と仏壇を真正面に向かい合わせに配置すると、片方に手を合わせる際にもう一方にお尻を向けることになり、どちらか一方に対して不敬になります。同一の部屋に置く場合は、向かい合わせを避け、並べるか少し角度をずらして配置します。
6. 不安定な立てかけ方で「頻繁に倒れる」状態の放置
壁や本にただ立てかけておくだけでは、地震や風で簡単に倒れてしまいます。お札が床に落ちることは大きな不敬となるため、お札立てやストッパーを用いて確実に安定させることが重要です。