谷原志音は韓国出身の実力派女優です。幼少期から音楽的才能を発揮し、韓国屈指の芸術系名門校であるソウル芸術大学で本格的な声楽と演技の基礎を学びました。
2009年、ハイレベルな選考で知られる劇団四季のオーディションに合格し来日。入団直後からその並外れた美声と華やかな舞台姿が首脳陣の目に留まり、異例のスピードで主要役に抜擢されていきました。
入団初期に出演した『キャッツ』のシラバブ役やジェリーロラム=グリドルボーン役で注目を集めると、2010年代初頭には『ウィキッド』のグリンダ役を獲得。天真爛漫なコメディエンヌの資質と、ソプラノのコロラトゥーラ技巧を完璧に融合させた演技でミュージカルファンの度肝を抜きました。
彼女の経歴における最大の転機となったのが、2013年に開幕したディズニーミュージカル『リトルマーメイド』日本初演のアリエル役です。劇団の命運を賭けたメガヒット作のオリジナル初演キャストに選ばれ、フライング装置で宙を舞いながら乱れのない完璧な歌声を響かせる姿は、全国的な話題を呼びました。その後も『マンマ・ミーア!』のソフィ役、『ノートルダムの鐘』のエスメラルダ役、『エビータ』のタイトルロールなど、難度の高い役柄を次々と手中に収めています。