ひよこのイラストは、単なるアイキャッチにとどまらず、ユーザーインターフェース(UI)の課題を解決する潤滑油としても機能する。
典型的な活用例が、Webサイトの「404 Not Found」ページや、アプリの初回起動時における空状態(エンプティステート)の画面だ。システムエラーやデータが存在しない状況は、ユーザーにとって小さなストレスとなる。そこに「道に迷ったひよこ」や「首をかしげるひよこ」のグラフィックを添えるだけで、フラストレーションは微笑ましい体験へと転換される。
ECサイトのコンバージョン率向上施策でも威力を発揮する。購入手続きの進捗バーに、ステップを踏むごとに殻から孵化し成長していくひよこのアニメーションを導入した事例では、フォーム離脱率が有意に低下したというデータもある。可愛さは単なる装飾ではなく、人間の行動を促す機能的なインターフェースデザインなのだ。