早稲田大学の田中愛治総長が推進するグローバル研究大学としてのグランドデザインのもと、着々と準備が進められているのが「2026年度SILS入試改革プロジェクト」だ。単なる英語力テストのスコア競争から完全脱却し、思考力・論理的記述力・多様なバックグラウンドを総合評価する選考体系への舵切りが鮮明になっている。
従来型の丸暗記やパターン学習に頼ってきた受験生は、ここで大きな壁にぶつかることになる。志願者が対峙するのは、膨大な英語情報を一瞬で読み解く処理スピードと、それに続く深い批判的思考(クリティカル・シンキング)を問う独自の複合型設問だ。大学側が求めているのは、単に「英語が話せる学生」ではなく、「英語というツールを使って世界と対等に議論できる頭脳」に他ならない。