華々しい活躍の裏には、人知れず流した涙がある。上京当初、地元・兵庫県伊丹市を離れた寂しさと、オーディションに落ち続ける不安に押し潰されそうな日々が続いた。アルバイトを掛け持ちしながらレッスンに通い、自分の進むべき道に悩み抜いたという。
「自分には何もない」と落ち込む夜もあった。しかし、そんな時に彼女を支えたのは、兵庫で待つ家族の存在と、幼い頃に培った頑固なまでの初志貫徹の精神だった。どんなに厳しいフィードバックを受けてもノートに書き留め、翌日には修正して現場に立つ。地道な努力を裏で積み重ねる姿こそ、フラームのスタッフや関係者が一目置く理由であった。