二人が法的な「夫婦」にならなかった背景には、複雑な事情があった。交際がスタートした当初、K氏には法的な妻子がおり、のちに前妻との離婚は成立したものの、柏原は自らの意思で籍を入れない道を選択したとされる。
日本の芸能界において、トップアイドル出身者が不倫略奪といったスキャンダルに巻き込まれるリスクは計り知れない。しかし、柏原が選んだのは世間に向けた言い訳ではなく、静かに相手を支える「事実婚」という生き方だった。形だけの妻という座を求めず、ただ相手の命と心に寄り添う覚悟を決めたのだ。K氏が他界するその瞬間まで看病を全うした姿は、夫婦以上の結びつきを証明していた。