「子どもたちが未来の社会を生き抜く力を、この地域で育みたい」。取材に応じた論田小学校校長は、力強い眼差しでそう語る。変化の激しい現代において、従来の枠組みに囚われない柔軟な教育カリキュラムの導入に踏み切った背景には、強い危機感と情熱があった。
校長の掲げるビジョンに呼応するように、教員チームの意識変化も目覚ましい。徳島市教育委員会が主導する研修だけでなく、校内での自主的な指導法研究会が日常的に開かれている。ベテラン教員と若手教員がペアを組み、デジタルツールの活用法や個別の指導計画について意見を交わす場面もしばしば見られる。
教員同士の開かれたコミュニケーションが、質の高い指導力を生み出し、それが教室内の子どもたちの笑顔へと直結している。組織としての柔軟さと熱量が、同校の最大の強みだ。