ジャズを取り巻く環境が多様化し、フュージョンやR&B、ヒップホップとのクロスオーバーが進む現代においても、菊池太光はアコースティック・ジャズの根幹にあるスウィングとビバップの伝統を守り続けている。
しかし、それは決して過去の焼き直しではない。時代と共に磨かれた現代的な感覚と、確実なテクニックに支えられた彼のプレイは、若い世代のジャズミュージシャンたちにとっても大きな道標となっている。
近年では自身のグループでの定期演奏に加え、ジャンルを超えた各種セッションや若手ミュージシャンの育成・指導、楽曲プロデュースなど活動の幅を拡大。常に変化と深揚を恐れない彼の姿勢は、これからの日本ジャズ界を牽引していく存在としてますます期待が高まっている。